皆様、お久しぶりです。久々のブログ投稿です。この数ヶ月間、母の介護で時間をとられていたと言うのもありますし、いろいろなことで忙しかったのでブログを更新するのもなかなか出来ませんでした。
やはり認知症の母の介護には多くの時間を使わざるを得ませんでした。2019年の年末に母の認知症がひどくなっていることが発覚、電車に乗ることも買い物に行くことも、1人ではできなくなっていることがわかったため、私の家に引き取ってずっと一緒に生活をしてきました。
朝起きると下着を変える手伝いをしたり、朝食を食べさせ、デイサービスに送り出してからそれから仕事に出ました。夕方の6時に母がデイサービスから帰ってくる時間には子どもたちに家にいてもらって母の面倒を見てもらい、自分もできるだけ早く帰らなければ母の機嫌が悪くなるので、仕事を早く済ませて帰ってきていました。そして夜は母の行動を監視出来るように、母の布団の近くで自分は寝ていました。
認知症といっても、話はとめどなく流暢に話せるんです。でも、よく聞いていると、作り話もかなり混じっていました。
体は丈夫で、よく食べましたし、健脚なので、よく歩けもしました。
認知症と言う言葉の通り、この物が何なのか、その使い方はどうなのか、という認知機能が低下するわけです。記憶もかなり曖昧になり、長男である自分に向かって「私の息子が帰ってこないのよ」などと言ったり。それでは私のことを誰だと思っているのかと言うと、親しい誰かなのか、あるいは恋人か何かのように思っているような風でした。
でも私も医学的な知識はありましたので、人間はそのように認知機能が落ちていく事はわかっていましたので、認知症が強くなってきても特に落ち込むわけでもありませんでした。
今年に入り、いよいよ母も老人ホームのお世話にならざるをえなくなり、場所を探したり、母の自宅を掃除したりとそういうことに時間がかなりとられていました。でも、これは子供として当然やらなければいけないことですから、母のためにそういう時間を作れていたのは幸せだったんだと思います。面倒な事とは言え、親のためにやれることをやったわけですから。
この4月末に母は老人ホームに入居しましたので、やっと自分の時間も持てるようになってきました。
この時間を有意義に使っていかなければと思っています。