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骨の柔軟性

骨の構造

この画像をご覧ください。人間の頭蓋骨の正中断(頭蓋骨を真ん中で割ったもの)の画像です。

この画像の、特に2、14、15、17あたりをご覧ください。

このように、骨の内部は海綿構造(スポンジ状の構造)があります。画像は本物の人間の骨なので、そのスポンジ構造がわかりやすく見られます。(プラスチックの骨模型ではここまで細かい部分は再現できない。)

そして洞と呼ばれる空洞が多数あります。篩骨にある篩骨洞(画像内の番号1)、前頭骨にある前頭洞(同6)、蝶形骨にある蝶形洞(12及び21)、上顎骨にある上顎洞(16)などのスペースがあります。つまり、ギッシリ詰まった硬い構造ではなくクッション性があり、内外の圧力に柔軟に対応できる構造になっているんです。

血管や神経が頭蓋骨を貫通している

重要な神経や血管が通る通路も、この頭蓋骨の中にあります。ですから神経や血管への強い圧力は非常に危険性があるため、慎重に、丁寧に扱う必要があるとされています。

頭蓋骨・顔面骨は適切に調整する必要がある

オステオパシーでは頭蓋骨が硬くなることで脳と骨との共同運動ができにくくなり、ポンプ能力が低下、脳脊髄液の流れが悪くなる可能性があると考えます。

オステオパシーではこの骨の柔軟性を利用し、非常にソフトな方法で頭蓋骨が動きやすくなるように調整していきます。

テレビで見た事がありますが、小顔ブームで顔に強い圧をかけて無理矢理に顔や頭を小さくする手法を見た事がありますが、安全性に疑問を持たざるを得ません。

(頭蓋骨の柔軟性)参照 ‘

第一次呼吸の重要性 知られざる脳の生理学

頭蓋骨と脳が呼吸のような動きを持っていると言う話は知らない人が多いと思います。しかしオステオパシーの熟練者たちはその動きを発見し、手で調整することによって今まで治すことが難しかった症状を軽快させることに成功してきました。

オステオパシーでは通常の肺呼吸よりも、脳の呼吸様の動きは生命活動にとって重要という意味で脳の呼吸を第一次呼吸、肺呼吸を第二次呼吸と呼び、最初に第一次呼吸を活発にさせる事を重要視します。

しかしまだ一般的には知られてないため、「本当?そんなものあるの?」と思うかもしれませんが、現実に成果が出ている以上、そこには何か重要な何かが隠されていると思いませんか?

私はいつか、このオステオパシーの考えが通常の生理学の中で扱われる日が来ると確信しています。

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