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最近の症例・側弯症と肋間神経痛

2019年4月からオステオパシーを受けてきた元テニス選手(私の高校時代の後輩、50代男性)が感想を書いてくれました。

「中学から高校までテニスの全国制覇をしていた実力校で寮生活をし、日々厳しい練習やトレーニングを耐えてきました。

当時はまだ10代でしたが、ハードなトレーニングで腰や股関節、肩、首などに痛みを感じていました。

時に痛みがひどくなると練習を休まざるを得ない時もありましたが、騙し騙し頑張ってきました。

社会人になってからは、テニスは競技者としてではなくコーチング程度にし、無理をしないように努めてきましたが、ある日、交通事故で骨折し手術をしました。

それからさらに身体の節々が痛み、特に腰と背中の痛みが強くなってきて、ある日突然レッスン中に呼吸ができなくなってしまい、救急車で病院に搬送されてしまいました。

病院の診断は側湾症による肋間神経痛

病院に搬送され、検査と診察後、医者から言われたのは、

  • レントゲン検査の結果、側弯症であることが判明
  • 背中や腰の痛みと呼吸困難は側弯症から来ている
  • たとえコーチでもテニスの回旋動作があるかぎり症状は良くならない
  • 最悪の場合は車椅子生活になってしまう可能性もある

それ以降、関節の硬さやしびれ等もより出てきて、家族や友人が勧めてくれた著名なカイロプラクティック、整骨院、整体、鍼治療など長年治療してきましたがなかなか改善しませんでした。

痛みも増し仕事にも支障きたすようになり悩んでいたところ、高校時代の先輩である石原先生から連絡を頂きオステオパシーという施術を初めて体験しました。

オステオパシーは謎だらけだった

今まで様々な治療を経験してきましたが、ハードな施術がとても苦手で、特に骨をバキバキ鳴らすような施術方法は受けた後に捻挫のような症状になってしまったこともあり、未知の施術で不安でしたが石原先生を信じてオステオパシーを受けてみることにしました。

しかし、いざ受けてみると今まで受けた施術とは全く違い、こんなに軽くて良いのかと思うくらい軽く触る程度でした。

石原先生は、背中や腰の痛みなのに頭に触れていたり、腹部に触れてじっとしていたりもしました。

石原先生が言うには「身体を治そうとする時にまず中枢神経系や内臓を刺激しないといけない」とおっしゃっていましたが、最初はよく理解できませんでした。でもソフトな施術にもかかわらず、帰りの電車の中ですでにリアクションと言うものなのか、体に明らかな変化を感じました。

少しずつ痛みが減っていった

勿論、あれだけ酷い痛みがすぐに良くなったわけではありません。でも安心して施術を受けられましたし、オステオパシーを受ける度に少しずつ変化を感じていきました。今振り返ってみて、改善した点を列挙してみます。

  • 姿勢が一回目から変化した
  • 目尻が上がった(これは意外でした)
  • 背中のシコリが軽くなった
  • 歯の噛み合わせが良くなった
  • 痛みで目が覚める事が激減した
  • 起床時の腰痛が減った
  • 全身の緊張感が減った
  • 2ヶ月ほど経ってから、肋間神経痛がかなりマシになった
  • 「背骨から出てくる神経への施術」で更に痛みが減った
  • トータルで痛みはかつての1/10くらいになった

今でも月2回ほどの割合で石原先生の施術を受けていますが、とても調子が良くなり不安も減り、石原先生にはとても感謝しています。」

長年の痛みであっても身体は変化してくれる

テニスは非常に身体的にハードなスポーツです。足首や膝、股関節、腰や背中、肩、首、手首などを痛め手術が必要となる場合も多いと思います。

そして、手術後に治ったように見えてもやはり元のようには動かなくなっている事も多いと思います。

硬くなった皮膚や筋肉、靭帯などには無理のない方法でアプローチする必要があります。

皮膚に触れ、微細な組織の動きを手で探り、少しずつ硬くなった組織を動きやすくしていく必要があります。

無理をする事なく損傷した部位を調整していくことが、結局は一番速く良くなる道だとあらためて感じました。

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